食中毒の原因で多いのは?加熱も効かない菌とは?対策方法は?
これからの季節、だんだんと暖かくなってきます。
一段と食中毒には気を遣って予防をしていかないと
大変な目に遭ってしまうかもしれません。
しっかりと予防して健康に過ごしたいものです。
目次
食中毒の原因で多いのは?
食中毒は飲食店だけでなく家庭でも多く発生しています。
家庭での多くは調理法や保存方法が良くない場合に発生します。
原因となるものはたくさんあり、夏に多くなると思いがちですが
1年を通じて発生しています。
原因にはO157などの細菌、ノロウイルスなどのウイルス、フグやキノコなどの自然毒などがあります。
O157などの細菌は気温が上がる5月から増えていきます。
また冬にはノロウイルスなどのウイルスなどが増えています。
よくあるのが肉や魚などの生鮮食品の加熱不足や
保存の状態が悪く細菌が増えている時です。
また、生鮮食品を生で食べるものと間接的にでも接触した場合、
しっかり洗ってないと移ってしまうので
調理したあとの器具も原因になります。
調理するときは手や調理器具をしっかりと洗い、清潔に保つのも大事ですね。
他にも加熱をしても効かない食中毒菌も原因になります。
加熱も効かない食中毒菌とは?
食中毒の菌は基本的には加熱で予防できるとよく聞きます。
衛生管理基準でも75度で1分以上の加熱条件が提示されています。
しかし、加熱では防げない菌も身近に存在します。
ウェルシュ菌というのが身近に存在する食中毒菌です。
ウェルシュ菌は煮物やカレーなど作り置きが可能な料理に潜んでいます。
カレーや煮物やなどを大量に調理した際に加熱後常温で放置すると増殖しやすい性質があります。
症状としては潜伏期間が6時間から18時間で平均10時間となり
食後24時間以降はほとんど発病せずに
腹痛と下痢を伴い、下痢は1日に1回から3回程度が多く一般的に軽症で1日から2日で回復します。
加熱も効かない食中毒菌の予防法
ウェルシュ菌は加熱後常温保存すると毒素を作り出すので常温保存しないことが重要です。
具体的な予防方法は加熱後は2時間以内にかき混ぜながら小分けにして、
空気に触れさせながら、20度以下に冷蔵庫で冷やすことです。
1人暮らしなどで作り置きをする場合は調理したら
粗熱が取れた頃に小分けにして冷蔵庫に保存しましょう。
保存するほどの量ではない場合、食べる前に沸騰するぐらいまでかき混ぜながら加熱して食べましょう。
できる限り鍋のままではなく小分けして保存すると安心できます。
まとめ
食中毒は基本を守ってしっかりと加熱調理などをしていれば大体は防げます。
また、加熱が効かない菌も調理後は小分けしてから冷やし
食べる前に再加熱しましょう。
面倒だからと手を抜くとやられてしまいますので日頃から対策を行い、
安全な食生活を送りましょう。