電気ストーブと石油ストーブの違いは?光熱費は?安全なのは?
寒い時こそ暖かくしたいですよね。
部屋を温める暖房器具ですが
今回は電気ストーブと石油ストーブについて書いていきます。
目次
電気ストーブと石油ストーブの違いは?
電気ストーブと石油ストーブは何が違うのでしょうか?
一番違うのは名前の通り電気で動くか、石油で動くかの違いでしょう。
電気ストーブだと火を燃やす事もないので、空気は汚れませんし
電気なので燃料補給も必要ありません。
石油ストーブは灯油を補給しないといけませんし、火を燃やすので
臭いも出ますし定期的に空気の入れ換えが必要になります。
ここだけ見ると電気ストーブの方が良さそうですが、
電気ストーブは火力が弱いので一部分しか暖まりません。
そのため、電気ストーブの場合は部屋全体を温めるには向いていません。
石油ストーブは火なので火力も高いですし、水を入れたやかんを
上に置いて加湿することも出来ます。
また、火力があるので部屋の温度も上がりやすいです。
それでは光熱費的にはどうなのでしょうか?
電気ストーブと石油ストーブの光熱費は?
6畳の部屋で使うとして
電気ストーブと石油ストーブではどっちが安いのでしょうか?
石油ストーブの灯油消費は機種にも違いがありますが
6畳で使える製品の例だと最大0.243L/hほどの消費量です。
灯油は18L1900円とすると、1Lに4時間弱使えますので
1時間あたり25円ぐらいですが、最大でずっと使うこともないですから
1時間あたり15円から20円前後と見るのが良いでしょう。
電気ストーブは800Wで1時間約17.6円です。
ずっと使う場合、石油ストーブの方がパワーがあり、お湯も沸かせて
部屋全体も温められるので光熱費的には石油ストーブの方が優秀です。
一方、ちょっとだけ手元や足下を温めるために使うのでしたら
臭いもなく、補給も必要のない電気ストーブの方が優秀です。
それでは安全面ではどうでしょうか?
電気ストーブと石油ストーブで安全なのは?
電気ストーブは火を使わないので当然お湯も沸かせませんが
その分転倒したとき、安全装置が働き、停止しするだけです。
石油ストーブは火を使いますので、お湯を沸かせますが
転倒するとお湯はこぼれるし、火が付いているので
安全装置で消えたとしても場合によっては燃え移る可能性もあります。
また、火を燃やすので、換気しないと一酸化炭素中毒になる危険があります。
電気ストーブは全面にしか熱を出しませんが、
石油ストーブは上部にも熱が出るので
上に燃えやすい物があると火事になります。
これらの事を踏まえると、安全面では電気ストーブの方が一番良いですが、
目の届く範囲で使うなら、石油ストーブでも問題はありませんので
使用用途に合うようにする事が大事です。
まとめ
電気ストーブも石油ストーブどちらにも短所と長所があります。
使用用途に合った暖房器具を選ぶと経済的にも安心して使えますので
それぞれ使い分けをすると良いですね。